健康新聞 10月号

はじめに

 開院して2カ月間に、220名の患者さんにお越しいただきました。男女別では、女性が62.7%、男性が37.3%でした。 年齢別では、19歳以下3.6%、20歳代19.2%、30歳代15.0%、40歳代10.9%、50歳代9.5%、60歳代10.0%、70歳代12.3%、80歳代17.7%、90歳代1.8%という結果でした。 20~30歳代の女性の方が多かったのですが、30~40歳代の働き盛りの男性の方も結構受診されました。不安障害の方がうつよりも多い印象でした。 19歳以下の患者さんも予想以上に来院されました。炭水化物過剰、鉄・蛋白質不足などの質的な栄養障害により発達障害様の症状が起こることがあります。 熊本県内では発達障害の児童・思春期の患者さんの新患待機が2~3ヵ月といわれています。その待機中、当クリニックへの来院をご検討いただければ思います。



マグネシウムについて

 栄養療法を知る前は、マグネシウムが体の中でどのような働きをしているか、まったく考えることはありませんでした。 マグネシウムを勉強していく中で、いかに重要な働きをしているかを痛感させられました。
 マグネシウムは、約60%は骨に、約40%が筋肉・神経系に存在し、血液中にはわずか約1%しか存在しません。 マグネシウムは生体内の約350種類の化学反応に関係し、食事から摂取した炭水化物、脂質、蛋白質からエネルギーであるATPを産生する上で重要な働きをしています。
 生体内では、具体的に次のように作用しています。①精神面の安定を図る、②骨や歯を丈夫にする、③骨格筋や心筋の収縮をスムーズにして、こむら返り、眼瞼けいれん、てんかん、狭心症を防ぐ、 ④血中のカルシウムやナトリウムを調節し、高血圧を予防する、⑤抗炎症作用、⑥他に、頭痛、喘息、夜間頻尿、尿管結石、便秘、糖尿病、生理痛、月経前緊張症、発達障害などにも効果がみられます。
 近年、農地のマグネシウムが減少し、食品精製技術の進歩により、食品に含まれるマグネシウム量も激減しています。 また、マグネシウムは睡眠不足、ストレス、過剰な糖質・アルコール摂取によって体外に排出されます。 したがって、マグネシウム不足の現代人が増加しています。しかし、開業して120名の患者さんの血中マグネシウム値を調べましたが、1人として基準値以下の患者さんはいらっしゃいませんでした。 それでも、「足がつる」「目がピクピクする」「減塩しても血圧が下がらない」という患者さんの訴えは結構みられました。すなわち、血液中のマグネシウム検査では、その欠乏状態はわからないということになります。 そこで、他のマグネシウム評価法を調べました。すると、①24時間の尿中マグネシウム測定、②オリゴスキャン、③毛髪ミネラル検査などがありました。①は入院中では可能ですが、クリニックではできません。 ②はネットでデータを送って数分で結果がわかりますが、非常に高価です。③について、10800円で通販のアマゾンにより検査キットが送ってきて、自分の髪を返送すれば、マグネシウムを含む必須ミネラルと有害金属あわせて26元素を測定してもらえます。
 既述のように、マグネシウム不足の方はどんどんと増加して、いろいろな身体的訴えや、イライラ、うつ、パニック、多動などの精神症状を起こしています。 これを、栄養指導(マグネシウムが多く含まれる食品は、海藻、ゴマ、アーモンド、大豆、にがり、しらす、桜エビ、豆腐、ココア)や医療レベルのサプリメント投与により改善を目指したいと思います。 ご希望の方には毛髪検査をお勧めします。

講演のご案内

◆1.認知症治療のタブーを破る!!
   ~ 認知症が治るコウノメソッドを学ぶ! ~

【講師】 名古屋フォレストクリニック 河野 和彦 先生
 
【日時】 11月3日(土)19:00~21:00(開場18:30)
【会場】 熊本県立劇場 地下大会議室
【対象】 医師・医療介護従事者
【参加費】 1000円
【定員】 事前申込制 100名
      お申込みの方は下記にメールをお送りください
      support@glovia.co.jp
【締切】 10月27日(土)



◆2.認知症は良くなる!
   ~ 患者も介護者も救うコウノメソッド! ~

【講師】 名古屋フォレストクリニック 河野 和彦 先生
【日時】 11月4日(日)9:30~11:30(開場9:00)
【会場】 熊本県立劇場 地下大会議室
【対象】 認知症に関心のある方
【参加費】 500円
【定員】 事前申込制 300名
   認知症を学ぶ会ホームページ (http://www.ninchi119.com) よりお申し込みください。
【締切】 10月27日(土)



3.健康セミナーin熊本!
 1)認知症への対応と予防の可能性について  【講師】 木村武実(当院院長)
 2)認知症予防のために実践していること   【講師】 A・ウイッキーさん
 
【日時】 11月25日(日)10:00~12:00(開場9:30)
【会場】 TKP熊本カンファレンスセンター(朝日新聞第一生命ビル9階)
【対象】 認知症に関心のある方
【参加費】 無料
【定員】 事前申込制 100名
  認知症を学ぶ会ホームページ (http://www.ninchi119.com) よりお申し込みください。
【締切】 11月21日(水)



編集後記

 9月の下旬から10月の上旬にかけて、風邪をひいたり、持病が悪化したりして体調を崩す人が多くなります。 これは、この時期の寒暖差や、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる気圧変動による自律神経の乱れが原因といわれています。 心療内科の患者さんも精神状態が悪化する方が増えます。自律神経のバランスが崩れて交感神経優位になると、不安、イライラ、抑うつ、 パニックなどの症状が出やすくなります。そのような方は当クリニックにご来院ください。


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